「夏休み親子教室」のご案内
「一人でもたくさんの子どもたちに、能の世界を体験してもらい、一人の人間として生きる力を養ってほしい。」宝生会では、その願いを込めて、小・中学校の生徒を対象に、夏休み期間を利用した入門教室を開いています。
宝生流の若手・中堅の能楽師が、子どもたちに謡と仕舞をやさしく丁寧に教える教室で、毎年、7月下旬から約1カ月間開催しています。最終日には、宝生能楽堂で発表会が行われ、参加生徒一人ひとりに、習得した仕舞を披露していただきます。
参加した子どもたちからは「自分で舞うのが楽しい」「ハコビ(能のすり足)をやると気分がすっきりする」「謡を覚えるのが好き」など、保護者からは「自分に自信を持てるようになった」「能を通して、日本の良質な文化を、生活に取り入れられた」「きちんと正座して挨拶できる礼儀作法が身につき、古典への興味が深まった」といった好評をいただいています。